以前博物館学の講義で聞いたところによると、インクで書いたものは、ボールペンでも万年筆でもサインペンでも、多くは退色してしまって比較的早く読めなくなるのだそうな。しかし鉛筆や墨で書いたものは数百年経っても読めるそうである。けだし昔の人の知恵とはすごいものであるとのことだった。
ところでこの先生は、最初の授業のときに学生一人一人に出身の町名を自己紹介させたのだが、そのほとんどを知っているふうだった。町名だけでなく近くの鉱山や博物館のことまでその学生よりも詳しく知っているので驚かされた。けだし博物館で資料の分類をしている人の知識はすごいものである。